ラジオ出演情報!

すめしとさかな4-3

|2010.08.31|comments(33)
【前回までのあらすじ】
満足できない拓也のために、8月10日に築地で寿司を喰うことになった。
おの・ひでしま・拓也は長蛇の列に1時間半並び、楽しいトークで見事時間をつなぎ、
寿司屋へ入店。
値段の書かれていいないお品書きに驚愕するも、1貫皿630円〜1470円という情報を入手する一同。
軍資金は1万円。果たして、満足できるのか・・・!?


いよいよ寿司を頼む段。
しかし実は、並んでいる時に事前に店員さんに聞かれたことがある。

「3900円と2500円、どっちにしますか?」

どうやらまずこの「おすすめセットコース」みたいなのを頼むことで、お得に、しかも効率よく寿司を食べられるそうなのだ。
3900円コースは11貫+巻物1本。
我々3人は、先にコレを注文していた。

板前「まずはコレね」

そう言ってさっそく置かれたのは、



大トロ

おの「え、イキナリ!?」
板前「長く並んでくれたからねぇ。まずはコイツで歓迎、ってワケよ」

なんと粋なはからい・・・!

3人「いただきます」

ぱくっ。

・・・

・・・・・・

おの「同時に感想を言おう。せーの、」

3人「ナイーブ

奇跡の3ハモり
店の前でひでしまが誤用した「ナイーブ」。神経質という意味ではなく、「飾り気の無い・素材そのまま」という意味だったことが判明したのだが、この大トロを、

3人とも同時にそう評したのだ。しかし、

おの「本当にスバラシイのは、3人がハモった事ではない。3人にハモらせた、大トロの素材力だ」
拓也「ですね」
ひで「だね」

試合開始早々、最終奥義を食らってしまったような状況だが、尚も攻撃は続く。

板前「ヘイおまち!」





板前「ヘイおまち!」





次々に繰り出される幻魔クラスのオンパレード。
正直もう、どれもウマイ。ウマ過ぎる。
魚なのに甘い。甘いのに舌抜けが鮮やか。
3人は、完全にとろけていた。

ここで、規定の11貫+巻物が終了

おの「なんとか切り抜けたな」
拓也「ええ。まだ生きてます」
おの「しかし、問題はここからだ。3900円コースの寿司は終わった。以後は追加注文扱いだ」
拓也「大丈夫ですよ、上限は1万円。まず越えないです」
おの「そうだな。まず越えないよな」

・・・本当に・・・?

おの「感じるか、このヤバイ予感を」
拓也「・・・ええ。僕だって素人じゃありません
おの「よし、1貫ずつ頼もう」
拓也「賢明ですね」

結果、一流寿司店にて寿司を1貫ずつ頼む3人組。
しかし、背に腹は代えられない。
予算はすでに残り6000円。迂闊に1500円級の皿を4枚食べるだけで、あっという間にドボン

おの「よし。ここからは慎重にいくぞ」
拓也「了解です」
おの「すみません、ウニとビントロと赤貝とあなごを
拓也「何やってんすかおのさん!」

おの「うるさーい!ウマいから食うんじゃーッ!!

まさかのまさか。最も冷静かに見えていたおのが、

すでに、

切れていた

拓也「考えましょうって!絶対オーバーしますよ!?」
おの「げへへへへへ

板前「ヘイおまち!」



板前「ヘイおまち!」



板前「ヘイおまち!」



極☆楽

おの「げへへへへへひゃははははは

その後もドンドコ頼み、もはやワケわかんない感じに。

拓也「おのさん、どうしたんですか!戦いを放棄して、それでも侠(おとこ)ですかッ!」
おの「拓也よ」
拓也「・・・え?」
おの「オレが本当に切れたと思っているのか?」
拓也「!?
おの「初っぱなの大トロ。アレが気付かせてくれた」
拓也「どういうことですか?」
おの「いっぱい食べたくなったんだ」
拓也「やっぱり切れてるじゃないですか」

認めよう。確かにオレは、少し切れていた。
初っぱなに食べた大トロ。アレは確かにウマイ。しかし、更なるウマさを闇雲に求めてはいけない。
そこで、

おの「普段好きなネタを一気に食べることで、直感的な違いを感じつつ、席の回転率の向上も図ったんだ」
拓也「・・・そうか。今も後ろにはお客さんが3時間待ち。そんな中、気遣いと味わいの両方を成立させるには、この手が一番・・・!」
おの「しかも。計算上今、7000円未満だ」
拓也「おのさん・・・!!」
おの「拓也、そろそろラストスパートだ。何を頼む?」
拓也「・・・すみません!いくらを!」

いくら。
おのも好きなネタではあるのだが、粒同士のくっつき方が苦手で、あまり好んでは食べない。
この店のいくらは、果たして。

板前「ヘイおまち!」



ナント立派な粒・・・!
さっそく口へ運ぶ。

拓也「・・・」
おの「・・・」
拓也「・・・・・・」
おの「大丈夫か、拓也」



拓也「見えました」
おの「何がだ」
拓也「花火です」

・・・!?

拓也「口の中に入れた瞬間、いくらの粒が次々と弾けていきました。その様子はまさに、漆黒の夜空に威風堂々と咲き乱れる、花火そのものです」

・・・

おの「よくやった
拓也「え?」
おの「完璧な表現だ」
拓也「おのさん・・・!」
おの「大きくなったな、拓也・・・!」
拓也「おのさん、おのさん・・・!

その様子を、タコ食いながら見てるひでしま。



完全にカヤの外

おの「おい。何冷静にもぐもぐ食ってんだ!」
拓也「そうですよ。互いに、愛すべき寿司を評し合いましょうよ」
ひで「このタコ、すごいうまいよ

・・・!!

気付いてしまった。

おの「そうか、意識の差だ」
拓也「そうですね。ひでしまさんは今回、初参戦。やはり温度差が」
おの「当然だ。本来寿司は、ウマイ。それだけでいいんだ。それでは飽きたらず、そこにドラマを求めてしまったオレ達と、初参加のひでしまさんでは、意識に違いがあって当然」
拓也「残念です」

思えばひでしまさんは、マイペースに寿司を頼み、ウマイウマイ言っていた。
彼は彼で、年に1度のカーニバルを楽しんでいる。
それぞれのスタイル。それでいい。

その後も少し頼み、いよいよ大詰め。

おの「でっかい花火、打ち上げようか」
拓也「すみません、いくらを!」
ひで「3貫!

!?

おの「ひでしまさん!?」
ひで「花火が〜、とかわかんないけど、最後は一緒に同じモノ食べたいしね」
拓也「ひでしまさん・・・!」
板前「ヘイおまち!」



ズラリ並ぶいくら。

おの「最後だ。感想とかいらない。それぞれに味わって食べよう」

ぱくっ

3人「たまや

!?

おの「ひ、ひでしまさん!?」
ひで「・・・食べてみてわかった。これは確かに花火だね」
拓也「ひ、ひでしまさん・・・!」
ひで「無理に難しく表現することはない。でも、こういうのもいいもんだね」

なんということだろう。最後の最後で、ひでしまさんにも魂が伝わったというのか。

おの「ひでしまさんにも、花火が見えたのかい・・・?」
ひで「うん。きっとあの瞬間、3人とも同じ夜空を見上げてた
拓也「嬉しいことを言ってくれますね・・・!」
ひで「また来年も来ようよ!またみんなで来たい。楽しかったし、美味しかったし」
おの「よし!また来よう!」
拓也「そうですね。絶対、また来ましょう!」

人は、互いに全てを理解し合う事なんてできない。
だけど、同じ寿司を食べ、同じ景色を感じる。
そんな瞬間を重ねていくことで、かけがえのない想い出を重ねていくことで、少しずつわかり合って行けたらいいな。

8月10日・築地にて。
3人で見上げた花火は、僕たちを暖かく照らしてくれていた。


【おまけ・お会計】

店員「3人合計で、26700円です」
おの「ホラな、バッチリ!1人あたり9000円弱。計算通りだ」
拓也「闇雲に食べてた訳じゃないんですね」
店員「そちらの2人は8000円、写真をよく撮ってたあなたは、10700円です」

おの「ぎゃふん
|2010.08.31|comments(33)ごはんTOP ↑

すめしとさかな4-2

|2010.08.30|comments(16)
【前回までのあらすじ】
拓也の「満足したい」発言に衝撃を受け、築地で寿司を喰うことに。
おのとひでしまのオリジナル記念日「すしデー」を8月10日に控え、
紆余曲折あった後、おの・ひでしま・拓也の3名で、早朝に築地の寿司屋へ突入することに。
果たして、侠(おこと)達の運命は・・・!?


8月10日当日。
4時起床。
メンバーにモーニングメールを送り、

いざ築地へ。

地の利からおのが現地一番乗りの計算だったので、先に寿司屋へ行き席を取る算段。

築地、5時30分着。

築地の朝

6時前なら、並んでいる人がいたとしても少ないらしい!
寿司屋へ直行。

ところが、

すでに人だかり

店員さんに聞くと、
1〜2時間待ちですよ〜!」
との事。

うへぇ〜、さすが名店・・・!
夏休み、というのを計算に入れてなかった。

待つこと30分、ひでしま・拓也到着。
拓也とひでしまさんは初対面。

ひで「どうも、原です」
拓也「江口です」
二人「・・・」

盛り上がったところで、列が少しずつ動き出す。
しかしまだ1時間以上ある。

おの「最近どう?」
拓也「楽しくやってます」
ひで「オレもだよ。だけど最近、太ることに少しナイーブになってる」
おの「・・・ナイーブ?」

おもむろに電子辞書を調べるおの。

おの「やっぱそうだ」
ひで「どうしたの?」
おの「ナイーブは、飾り気が無く素朴、天然、素直って意味。ひでしまさんは神経質、みたいな意味で使いたかったんじゃないの?」
ひで「そう」
おの「だったら、ナーバスの方じゃない?」
拓也「確かにそうですね。ナイーブは、素材そのまま、みたいな意味なんですね」
3人「・・・」

小粋なトークであっという間に1時間半が経過(体感は3時間)し、いよいよ、

入店。

店員「へい、らっしゃい!!」

活気にあふれる店内。
笑顔の客。
そして、

値段の書いてないメニュー

おの「・・・拓也」
拓也「はい」
おの「死ぬぞ」
拓也「分かってます」

確認。
年に1度の「すしデー」は、この日のために普段より多めに働いて稼いだ「1万円」を資金に、向こう1年できないような贅沢を尽くす。
そのため各員は、1万円という「すめしとさかな」シリーズでは本来ありえない軍資金を懐に忍ばせているのだが、

値段の書いてないメニュー

拓也「・・・死にますね」
おの「すみませーん!」

板前さんではなく、味噌汁を持ってきてくれた店員さんにポソリと、

おの「・・・1貫いくらくらいですか・・・?」

き、聞きよったーッ!

店員「1貫、315円〜735円ですね。モノによります」

あ、あっさり答えてくれたーッ!
価格帯判明。
しかし。

おの「気付いているか、拓也よ」
拓也「なんですか」
おの「今までの回ってた寿司は、1皿、つまり2貫で136円だ。しかし今回は1皿・・・」
拓也「はっ!」
おの「630円〜1470円ということだッ!!」

!!!!!!

え、ナニコレ!?
「値段もそこまで張らない」の事前情報ナニ!?
ドコのセレブ情報だ!!でてこい!そんでご馳走しろ!

拓也「つまり、何を頼んでも常に、三幻魔クラスを召喚し続けていることになるんですね」
おの「そう。妥協召喚は一切ナシだ」
拓也「なんてことだ」
おの「すみません。イワシはおいくらでしょうか」
店員「525円です」

!!

おの「ホラな!つまり1皿1050円だ。ギャー!」
拓也「なるほど。これは慎重にいかないといけませんね」
おの「すみません。この味噌汁はおいくらでしょうか?」
店員「サービスです」
おの「おかわりを

まずは味噌汁で腹を満たしつつ、いよいよ本番へ・・・!


【次回予告】

拓也「僕はね・・・見たかったんですよ・・・真っ赤な花火をね・・・。ただ、それだけだったのに・・・」

秘密結社「TUKIZI」へ入った本当の理由を、死の淵で語る拓也。

おの「今更・・・遅いぜ・・・」

何もかもが遅かった。いや、本当にそうなのか・・・?
答えを知るのは、塔の最上階で佇むひでしま一人。

次回、「見知らぬ青天井

1万円って・・・無限って意味じゃないの・・・?

※次回はいよいよ最終回。明日をお楽しみに!
|2010.08.30|comments(16)ごはんTOP ↑

すめしとさかな4-1

|2010.08.29|comments(17)
※今回の記事を読む前に、3月6日の記事「すめしとさかな3」をご一読頂くことをオススメします。


毎度、新人声優としてのわずかな稼ぎを握りしめて、回る寿司屋の門を叩き、
寿司を「やさしい」だの「おかえり」だの言いながらむさぼる企画、

すめしとさかなシリーズ。

この第3回にて、江口拓也氏と熱い戦いを交わした後、

拓也「おのさん」
おの「何だ」
拓也「オレ、満足できないです」

!?

おのの専売特許を奪いつつ、続ける拓也。

拓也「築地で食べましょうよおのさん!」

築地。
至高の「鮮」が集まる、魚市場の最高峰。
その築地で、

寿司を喰う

ということだ。

おの「拓也。すしデーって知ってるか?」
拓也「なんですか?」
おの「オレの友達に、ひでしまさんって変な人がいてな」
拓也「知ってます。ブログ見てます」
おの「そうだった。で、その人と毎年8月10日を、うまいもんを食べる日って決めて、毎年何かしら食べてるんだ」
拓也「まさか」
おの「おまえも・・・来るか?」
拓也「喜んで・・・!」

そのXデーが近付いてきていた、8月2日あたりからの話。


着々と近付くすしデー。
8月10日にはすでに収録が入っていた。
ただし、

夕方から。

準備を事前に万全にしておけば、朝築地→収録、と行ける・・・!
という訳で、

調査開始。

ヤホホで「築地 寿司」と入れると、
ある寿司屋がヒット。
評判もとてもよい。

「ネタの新鮮さ、質に脱帽
「値段もそこまで張らない

ここに決定。

問題は混み具合。
調査によると、平日の朝7時ですでに3時間待ちもざらだという。
開店は5時。6時くらいまでならそんなに並ばない、という情報もあったので、

始発で出発し、6時前に並ぶことにする。

早速、ひでしまさんに打診。

おの「もしもしすしデー」
ひで「だよね。空けてある

ひでしま参加。
さすがの名相棒。
続いて、拓也にメールで打診。

おの「そろそろ例のすしデーなんだけど、ご都合いかが?朝行く感じ」
拓也「ごめんなさい、その日は朝10時くらいから仕事が」

残念、拓也は収録で不参加。
・・・と思ったら数分後、

拓也「朝?ってことは相当早いですよね?だったら行けます!寿司食ってから収録行きます!

!?

拓也・・・お前って侠(おとこ)は・・・!

かくして、おの・ひでしま・拓也の3名は、築地の門をくぐることになる・・・。


【次回予告】

おの「お前らなんかに・・・命の価値を決められてたまるかッ!」

秘密結社「TUKIZI」が支配するこの国で、1人の若者が吠える。

ひで「フッ・・・青いな。我々が価値を決めるからこそ、貴様らは不自由なく生きていける」
拓也「そう。君はまだ分かっていない。縛られることこそが、平穏なのだ」

次回、「イワシの価値は

時価でさえ・・・ないのか・・・


※この「すめしとさかな4」は、3夜連続でお送り致します。続きは、明日をお楽しみに!
|2010.08.29|comments(17)ごはんTOP ↑

すめしとさかな3

|2010.03.06|comments(35)
といえば!
江口拓也君です。
実は、3月13日放送開始の「MR.MENショー」で、共演していたんですね。

先日の話。

漢達の戦いに、休息は訪れないのか。
再び戦いの地・回転寿司へ赴いた、ゆーたくコンビ。

しかし、今回は新たなメンバーが参戦。
大人の男、岐部さん。
MR.MENでご一緒させて頂いている岐部さんが、今回緊急参戦してくれました。

今まではね、正直騒ぎ過ぎたんですよ。
みなさんしずか〜に、おいしいお寿司に舌鼓を打っている中、

おい、三幻魔呼んじゃえよ!

だの、

彼女に失礼です!

だの、

おかえり

だのは、言語道断ですよ。

その点今回は、大人の男・Mr岐部がいらっしゃるので、

安心

入店。

おの・岐部さん・拓也というポジショニング。

おの「今回、予算はどうする?」
拓也「1500円です。いけますか?」
おの「よかろう」

序盤は、好みのサーモン、赤貝、ビントロを中心に安価な皿で攻める。
が、

おの「あ」
拓也「何ですか?」
おの「今回、一人一皿だ」
拓也「・・・あ!」

いつもは、一皿に乗っている2貫を二人で分け合って食べているのだが、
今回は配置的に、間に岐部さんを挟んでいる。
つまり、

孤立無援

おの「しまった。早めに上級を召喚しなくては、予算オーバーに!」
拓也「大将、あなぎを」
おの「え!?」

あなぎ

まさか存在しないであろう魚名なので、

おの「あなごを言い間違えたの?」
拓也「はいそうです。すみません、あなごうなぎを」

あなご+うなぎ=あなぎ

爆笑。

だめだ。拓也が完全に浮き足立ってる

拓也「おのさんだめだ。オレ冷静じゃないです。もういきましょう。三幻魔

三幻魔とは。

特上中トロ・特上ネギトロ・特上サーモン。

前回、大将に「全部切れてるよ〜」と、あっさり召喚を無効にされた幻の魔王達。

おの「拓也、呼ぼう」
拓也「すみません!」
大将「中トロ以外切れてるよ〜」
二人「だばー

大将に話丸聞こえ
しかも中トロだけあるという中途半端さ。
しかしそれだけでも頼み、例によって分け合い、

ちゅう

食べる。

・・・が。

おの「拓也」
拓也「わかってます

またしても読者がさっぱり分からないまま、

拓也「おのさん、いってください」
おの「特上大トロ、1皿」

あっさりいってしまったかに見えるだろう。
いままでのまごつき具合、ためらい方に比べれば、確かにあっさりかもしれない。

しかし。
もはや二人には、意思の確認、言葉など、

不要

例によって分け合い、

おお

食べる。

・・・が。

おの「拓也」
拓也「そうですね。大将、特上穴子を1皿、」

岐部「待て

!?

ここで、大人の男・岐部さんが、沈黙を破る

岐部「3皿だ」
おの「さ、」
拓也「3皿・・・!?」
おの「ぼ、ぼくたち、そ、そそそそんなこと1度も、」
岐部「せっかくだ。1人1皿、食べようや

き、岐部さん・・・。
そして届いた、一人一皿の、

特上穴子

にひきいる・・・

に、二貫ある・・・!

そして、ついつい持ち上げてしまうおの。

重み・・・

お、重い・・・!?
これが、特上穴子・二貫の重さなのか。

そして、

食べる。

おの「・・・」
拓也「・・・」

言葉はいらない。
しかし、ふと拓也の方を見てみると、

右手が拳を握りしめ、震えていた

マジで。

マジ爆笑して、写メり忘れたほど、

マジで震えていた

おの「拓也・・・」
拓也「おのさん・・・」
おの「岐部さん・・・」
岐部「な。やっぱり、2貫食べたいだろ

感涙。
岐部さんが一緒に来てくれて、本当に良かった。

そしてお会計。

おの「いくらですか?」
店員「あなたは、1896円です」

今回はしょうがないな。ある意味、勝負以上に大切なことを学んだよ。

拓也「だめですよおのさん。それでも、予算は予算ですから。その点今回、僕ちゃんと計算しましたから」
店員「あなたは、1539円です」
拓也「ぎょぴー

基本136円皿だけに手を出していた拓也だが、
おのが食べていた「ひらまさ」が気になり、知らずに210円皿のひらまさを食べてしまったため、

両者失格

そして岐部さんと別れ、帰路につく。

拓也「おのさん」
おの「何だ」
拓也「オレ、満足できないです」

!?

おの「ど、どーしたんだ!?」
拓也「思ったんです。いつも細かく1皿1皿計算して、半分こずつにして。それはそれで楽しいんですけど、なんかこう、寿司食ったぜ!って感じがしなくて・・・」
おの「・・・」

実は、おのも感じていたことだった。
本来なら拓也に「気にせず、腹一杯食えよ」と言ってやりたい。
お互い、ただただおいしい寿司を笑顔で食べたい。

しかし、僕らはまだまだ新人声優。
たまの贅沢は、明日からの仕事に更なる活力を付けるため。

が。

拓也「築地です」
おの「拓也・・・」
拓也「築地で食べましょうよおのさん!」

つまり、こういうことだ。
「たまの贅沢」を溜め、築地の寿司に一気にぶつける。

おの「拓也。すしデーって知ってるか?」
拓也「なんですか?」
おの「オレの友達に、ひでしまさんって変な人がいてな」
拓也「知ってます。ブログ見てます
おの「そうだった。で、その人と毎年8月10日を、うまいもんを食べる日って決めて、毎年何かしら食べてるんだ」
拓也「まさか」
おの「おまえも・・・来るか?」
拓也「喜んで・・・!

2010年8月10日(火)

聖地・築地に、

幻魔降臨・・・。


さて次回は、

★激おやつデー★

の悪夢

でも書こうかなぁ・・・?

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|2010.03.06|comments(35)ごはんTOP ↑

すめしとさかな2

|2010.02.17|comments(46)
先日の話。

江口拓也君と同じ現場。
となれば当然ごはんは、

まわるすし

前回、2人合計で2000円の予算で挑み、最終的に

4063円

を支払った友・拓コンビだったが、

今回は違う。

友「前回は回る寿司だからと言って甘く見ていた。今回は、予算合計で3000円までだ」
拓「うす」

入店。

空いている席に座る。が、

店員「そこ、お客さんがトイレ行ってるだけなんで、空いてないです」

さっそくお手つき

今回の作戦はこうだ。
1皿に乗っている2貫を、常に二人で分け合う。
これにより、連帯感を以て予算オーバーを警戒できる。

そして、序盤は1皿136円の皿を食べまくり、おなかがふくれたところで、

高価な皿に手を出す。

拓「おのさん。注文どーします?」
友「まずはタイムサービスの大トロ、穴子軍艦だ。1皿99円。逃す手はない」
拓「なるほど」

一応、まずは恒例の汁物から。

友「のり汁だな」
拓「ぼくはしじみ汁で」
友「すみませーん、しじみ汁と、(チラッ)カニ汁で」
拓「え、おのさんイキナリ違うじゃないですか」
友「目移りしちゃった。カニがいい」

思えばこの移り気な性格が、前回の悲劇を引き起こしていた。

そしてサービス大トロが。

サービス

食べる。

友「・・・?」
拓「・・・?」

・・・?

次にあなご軍艦。

友「・・・」
拓「・・・」

・・・そうか

友「・・・オレ達は、思い出してしまったんだ」
拓「わかります

読者はさっぱり分からないまま、中盤戦に突入。

ネギトロ、赤貝、サーモン、うなぎ等、136円皿を次々に平らげ、
さてそろそろ、

友「いきますか」
拓「いよいよですね」

1皿300以上の、

高☆級☆皿

しかし、もう負けは許されない。同じ過ちを繰り返さないために、

皿☆計☆算

結果、

99円皿×2=198円
136円皿×11=1496円
現在=1694円

リミットまで、あと

1306円

拓「おのさん!これなら、399円皿が3皿食べられます!」
友「いくか」

〜399円皿・ラインナップ〜

・上中トロ
・特上ネギトロ
・特上穴子

友「どれからいくか・・・」
拓「おのさん。同時に召喚しましょう。三幻魔
友「!?

ま、まさかコイツ、1197円のコストを払い、フィールドに3体同時に並べようというのかッ!?

オレは、「大事に」という大義名分の元、みみっちく一皿ずつヘコヘコしながら頼もうとしていた。
何か大切なものを教わった気がした。

友「拓也、ありがとう」
拓「いいんです。おのさんが縮こまっていたら、またいつでもひっぱたいてやりますから」

泣かせるねぇ・・・。

友「大将!上中トロ、特上ネギトロ、特上穴子、1皿ずつ」
大将「穴子以外もーないわ
友・拓「どぅ〜ん

なんと、2幻魔不在
どーしろと。

友「やっぱ前回めっちゃ優しかった、特上穴子いくか」
拓「そうですね、それしかないです」

特上穴子到着。

特上の貫禄

しかし、二人とももう、わかっているのである。

そして食べる。

二人「おかえり

そう。わかっていたのだ。
サービスあなご軍艦を食べたその時から、

感じていたよ、君の存在を。

拓「やっぱり、やさしいですね」
友「そう。もうオレ達は、コイツ抜きに寿司を語れないんだ」

満足そうな拓也の、満ち足りた表情。

拓至福

同じくおの。

友至福

あと2皿分の貯金がある。ここは迷わず、

友「拓、コールしちゃえよ」
拓「特上穴子、一皿」

そして到着。
2貫あるうちの1貫が、明らかに立派。

友「こっちの穴子の方が立派だ。拓ちゃん、遠慮せずに食べな」
拓「いやいやいや!ここはおのさんが食べてくださいよ。オレ悪いです」
友「いいんだよ。食べな」
拓「・・・そ、それじゃお言葉に甘えて・・・」

拓也が肉厚で立派な方の穴子を取ったその瞬間!

拓「ああっ!

あわてんな!

慌てたせいか、箸から滑落してぐっちゃぐちゃ。
しかしそれでも、

二人「やさしい・・・

舌触り、味、どれをとっても抜群に優しい。

友「抜群だな。コイツはやっぱり一級品だ」
拓「おのさん。コイツ、なんて言ったら、彼女に失礼です」
友「!?

拓也の中ではすでに特上穴子の擬人化が進み、女性として認識しているようだ。
その気持ち、分からなくもない。

友「さて。おなかの方はどうだ」
拓「良い感じです。6分目ってとこです」
友「6分目って、良い感じなのか?」
拓「あ、いえ、本当は7分目が良い感じです」
友「だよな。オレも今、6.5分目って感じだ」
拓「・・・ま、まさかおのさん・・・!?」
友「拓也、今本当に食べたいものは何だ?」
拓「そ、そりゃあ、特上大ト・・・」
友「大将、特上大トロ1皿!
拓「早ッ!

ラストを締めくくるにはふさわしい大物、特上大トロ
しかし、問題が一つ。

拓「今、おそらく合計が2492円です。ここで特上大トロを頼んでしまったら・・・!」

そう。
特上大トロは、525円
これでは消費税がネックになり、合計3017円

17円オーバー

積み上げてきた勝利への布石が、全て水の泡。

しかし。

拓「おのさん、わかります。あなたはこう言いたいんだ。限界に振り回されるな。限界は破るためにある。そういうことですね」
友「そうだ。限界を恐れるあまり、その先にある本当のゴールを見失ってはいけない」
拓「おのさん・・・!」

特上大トロ・到着

真・貫禄

まるで後光が差しているかのような写り。

そしていよいよ口へ運ぶ。

二人「・・・

もはや言葉はいらない。

ただ噛めばいい

口の中に広がる上質な脂が、とろけるような甘みへと変わっていく。
しかしその味の変化を言葉で描写する間さえ惜しいほどの、
絶対的な「美味」。

戦ってよかった。
限界を超えたその先に、オレ達の本当に求めていたものがあったのだ。

そしてお会計。

友「すまん。結果的には、また予算オーバーしちゃったな」
拓「いいんです。それ以上に大切な事を教わりましたから。試合に負けて勝負に勝つ。それでいいじゃないですか」
友「ありがとう。オレも教わったよ」
拓「いつか一緒に行きたいですね。回らない寿司屋に」
友「そうだな。頑張ろう!店員さん、あおいそお願いします」

店員「おすしが3017円、カニ汁・しじみ汁が252円で、

合計3269円です」

二人「ぎゃふん

まさかの汁忘れ
結局ハナから負けてたんじゃねーかよ!ちくちょー!

負け惜しみついでに言ってやる!
穴子を「彼女」とか言って、拓也マジ気持ちわりーよ!

ぷぷーぷ!

あばよ!

ゆーたくコンビで、また行こーね!

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|2010.02.17|comments(46)ごはんTOP ↑

と言いつつも!

|2009.11.01|comments(65)
次の情報解禁は11月3日!

と言いつつも、
ブログ更新はガシガシ行きます。
なぜなら、おのの周りには日々何かしら起こっているので、どんどん書いていかないと、日の目を見ない話題もあるのです。
11月3日までブログ更新無いぜ!みたいな書き方しちゃったけど、
今も見てくれている貴方のために、

今日も行ってみよう!


先日の話。

今日も今日とてアニメの収録。
収録開始時刻は17時、現在15時
お昼ご飯はまだ。
普段なら少し早めに現場に向かい、途中のマクードで期間限定の「グラコロ」を食べてからスタジオ入り。
しかし、この日は少し違っていた。どうしても、

赤から鍋が食べたい。

赤から鍋。
名古屋発祥の、「赤だし」味噌を使ったから〜い鍋屋である。
先日、「君に届け」でお世話になっている浪川大輔さんに教えて頂いたお店だ。

おのは、辛い物が苦手だ。
今でこそ大好きなオーベルジーヌのカレーでさえ、初回は中辛を頼んでしまい、泣きながら食べた。以降は甘口。
その辛い物苦手なおのが、少し泣きながらも「うまい」と思った鍋が、この「赤から鍋」である。

その赤から鍋が、どうしても食べたい。
この日の朝から芽生えはじめたこの気持ちが、15時を回ると、

食べなければ、収録に行けない。

に変わっていた。
しかし、鍋である。
お昼にやっているのかしら・・・?

そこで「赤から鍋」で検索。
ヒット。

営業時間、16時〜。
しかも20%オフのクーポンゲット。

よし!行ける!

しかし問題は、17時に収録が始まること。
新人であるおのは、スタジオ入りは収録開始時間の30分前と決めている。
早めに入って、万全の体制で収録に臨みたいのだ。

そこで、緻密な時間計算開始。
ピーガガガガ。
16時の鍋屋開店と同時に駆け込み、速攻で注文。
最大火力で煮て、速攻でたいらげ、速攻でお会計すれば20分。
そこからスタジオまでは徒歩5分以内だから、ギリ間に合う・・・!

計算終了。
出発!

しかし。
16時ちょうどに鍋屋に到着するように家を出たのだが、
アクシデント発生。
なんと、

急にケガをした。

転んだとか、ひねったとかではない。
普通に歩いていたら突然、
右足の裏からくるぶしにかけてというマニアックな箇所が、
歩けないくらい痛くなったのだ。

むしろ爆笑。

この人、ふざけてケガする事と、きっかけナシでケガする事がめちゃめちゃ多いんです。
詳しくは後日。

しかし、ホントに歩けない程の激痛。
こーなったらコレだ!

天使のはこ〜!

でおなじみの、しーたくちゃんでございます。
ああ、20%オフでめっちゃ喜んでいた自分が、タクシーなんて贅沢をするなんて・・・。

しかしさすがはタクシー、16時きっかりに鍋屋に到着。
入店。

店「何名様ですか?」
お「1名様です」
店「・・・かしこまりました」

おのは見逃さない。
店員さんの一瞬の間に込められた思い。

え、鍋屋にお一人で・・・?
しかも開店と同時に・・・?

・・・ぐすん。

それもそのはず、そもそもまだ鍋タイムではない。
その時の店内。

赤からだけに

カラッカラ。

赤からだけに。

そして注文も迅速に。
注文を取りに来てくれたのは、さっきの定員さん。
メニューを見ると、
「赤からなべ990円」
よし、これを1人前・・・と思ったら注意書き、

「2人前より承ります」

・・・!?

お、お一人様ではだめなのか・・・!?

昔は、カラオケ屋に一人で入るのは恥ずかしかった。
しかし今は、「ヒトカラ」という呼称がついたことで市民権を獲得し、ひそかなブームとまで言われている。
が、

ヒトナベは、認知されていない・・・!

しかしどーやら表情に出ていたおの。
それを読み取った店員さん、

店「そしたら、今回は特別に1人前でも大丈夫ですよ」

!!??

な、なんという同情措置・・・!
あんまりだ。
入店時にもちょっと「え?」な空気を出された上に、
「特別に」を強調しおった・・・!
おのは、すかさずこう言ってやったね。

お「あ、助かります。

そして更に、このお店では各テーブルの上にコンロが置いてあり、各自で鍋が煮えるのを楽しみながら待つ形式になっているのだが、

店「お一人で鍋を煮るのもアレでしょうから、こちらで煮てからお出ししますね」

!!!???

こ、今度は鍋が煮える楽しみまで奪おうというのか・・・!
ヒトナベだからってバカにしやがって!
今度こそ、おのはこう言ってやったね。

お「あ、お願いします

そして待つこと10分、到着した鍋はこれだーッ!

お一人様用

うまそぉ〜ッ!
しかし、↓は前回多人数で行った時の鍋。

多人数様用

比較対象が無いので分かりづらいのだが、今回は一人用の鍋らしく、
2周りくらい小さい。
くっ、ここでもヒトナベは愚弄されてるのか・・・!

しかしお味は、

あまから〜い!

そう、この赤味噌独特の「甘み」があるのが、おのでも辛くても食べられる理由である。
白菜や豚肉によくしみていて、おいしーんだコレが!

ものの5分で、汁まで全部完食。
速攻で会計、店を出た時間は16時20分!
完璧!
あとは足をひきずりながら、スタジオへ向かったのでした。

しかし振り返ってみれば、
一人前で出してくれたことも、
裏で煮てから出してくれたことも、
ヒトナベに挑んだおのに対する、素敵なサービス。

<今日の一句>
赤からは
一人で行っても
あたたかい


鍋だけに。


さぁ!
収録後はすぐ用事があったので、速攻で帰宅。
は寂しいので、パフェ屋に寄った。

今回のおやつは、こちら!

本日の甘いの

初めて無事なおやつをパシャリ。
キャラメルティラミスパフェという、キャラメルもティラミスも好きなおのにとってはまさに天国の味。

うまかった・・・。

しかし、前回も無事なおすしをアップしたところ、コメントで、

「無事な食べ物で驚きました」
「おのさん、食べかけじゃないじゃないですか」

など、なぜかがっかりされた

ちくしょーっ!


さて!
もはやグルメレポートブログと化している
「おのゆーき.com」ですが。
明後日11月3日のお昼12時には、新情報が解禁でございます!

頂いたコメントの方では、様々な推理がなされていますが。
はてさて、な〜にかなぁ〜?

<ヒント>
っていうか、まだ絶対にどこにも載ってない情報・・・!


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|2009.11.01|comments(65)ごはんTOP ↑

すめしとさかな

|2009.10.28|comments(79)
今日もせっせと、秘密のお仕事。公開はしばしお待ちを。
そしてその収録後、この現場で知り合った
「江口拓也」くんとご飯。
現場では珍しくおのより年下、しかし身長187cmと超大柄の彼。
170cmのおのでは、話すときは軽く見上げる。
晩ご飯のお店をてくてく探していると、回転寿司の看板。

話は前後する。
収録中、うにの話題がでた。東京で食べるウニは、変色を防ぐためにおくすりを軽く塗っているので、どうしてもおくすりっぽい味がしてしまうらしい。
北海道のとれたてのウニは、超ウマイそうな。

よし、回転寿司で決定
おの脳は非常に単純だ。
価格帯も、1皿136円がほとんど。

入店。
この中で、どう満足するか。
まずは定番、二人ともカニ汁を注文。
その流れでおのは、びんとろ・ネギトロ・赤貝を注文。
最初はいつもこの3品で様子を見る。

はむはむ。
うまい。

拓也もなんか注文。
うまそうなので、おのも同じのを注文。

はむはむ。
うまい。

しかし、ウマイのだが、何かが足りない。せっかく寿司を食べているのだから、何かこう「うお、うめぇ!」みたいな味の奔流を感じたい。
ここで初めて、お品書きに目を通す。

「特上・大トロ」

!?

こ、これだ!
大トロ様、しかもあえて「特上」の表記まである大トロ様にご登場頂くことで、停滞気味の流れを一気に払拭できる!
大トロ様の値段は、2貫で525円
ほ、ほほう・・・。貫禄のお値段・・・。
しかし一石を投じるためには、必要な投資ではないだろうか。
腹をくくり、
「大将、特上の、」
と言いかけたところで、拓也が一言。

拓「あ、オレ予算1000円です」

!?

あ、そーなの!?
しかしおのも財布を確認した結果、同じくそのくらいしか出せないことが判明。
二人合わせても2000円。ぼ、冒険ができない・・・!

お「拓也、なんで寿司OKしたの?」
拓「いやぁ〜、さっきの現場で1週間分の荷がおりたんで、癒しが欲しかったんです」
お「そーだな、お互い今日の現場は相当意気込んで来たもんな」

いずれ書くこともあると思うが、そうなのだ。今日二人は、大きな役割を成し遂げた。「寿司」は、そのご褒美なのだ。

そう。つまり大トロを注文することは、
冒険ではなく、

癒し。

ありがとう拓也、大切なことを教わったよ。

お「大将、特上の大トロ1皿!」

そして現れた、「特上」
その神々しいまでのお姿、とくとご覧アレ。

toro1

う、美しい・・・。
拓也にも1貫渡し、1皿を2人で分ける形に。
そしてぱくり。

・・・

・・・

お・拓「優しい・・・。」

二人同時に言ったよ。なんだか優しかったんだよ。意味がわからないと思うが、ただ優しかったんだよ。もう、言葉はいらないんだよ。

しかし。

お「あれ?オレには525円の皿が追加されるけど、拓也の方には行かないよね。これって何か、バランスがわるぅ〜い気がしな〜い・・・?」
拓「大将、大トロ追加!

後輩にトロをたかるおの。
そして到着。

toro2

しかし2皿目もやはり、

お・拓「優しい・・・。」

なんだろう、この言葉しか出なかった。
だが、ここで拓也が暴走。

拓「おのさん、もう1皿いっちゃいましょうよ!」
お「待て。ここまでの2皿は、俺たちに優しさを教えてくれた。でも、次また大トロを食べても、おそらく『優しさの確認』しかできない」
拓「なるほど」

今なら冷静に言える。

え、「優しさの確認」って何!?

しかしこの時、なんだかよくわからないテンションも相まって、拓也は大いに納得し、おのの提案通りいったん136円皿にトーンダウン。
一方のおのは、

210円のトロサーモン。

拓「あれ、ちょっと高いの頼んでません?」
お「たまたまだよ」

しかし、このトロサーモンを食べて、おのの第一声。

お「・・・全部わかった

何もわかりませんよね。おのさん説明が足りないです。

お「このトロサーモンは、確かにうまい。それは分かった。しかし同時に、もはやこの味では満たされないことも分かってしまったんだ。こんなんじゃ、満足できねぇぜ・・・」
拓「と、いうことは・・・?」
お「いくぞ。特上だ」
拓「大将すみませーん、特上大トロ・・・」
お「ちがう。」
拓「・・・え?」
お「ちがうんだ。このまま再び大トロを食べても、やはり『確認』しかできない。ここで頼むべきは、これだ」

おのが指さす先には、

拓「特穴子、ですか・・・?」
お「そう。特穴子だ」

特穴子。通常の穴子が2貫136円なのに対し、「特」は2貫で、

399円

注文。
別室で焼かれた穴子が大将の元へ届き、握り、

へい、おまち!

anago1

威風堂々。
立派なあなごですよフグ田くん。
そしていよいよ、二人の口の中へ。第一声は、

お「勝った・・・。」
拓「は?」

今度ばかりは拓也も意味不明。

お「安易にトロに走らず、あえて一度ギヤを落とし、その上で別の特上を食べる。この作戦、完璧に勝った・・・!」
拓「はい」

さらに、

お「あれ?オレには399円の皿が追加されるけど、拓也の方には行かないよね。これって何か、バラン
拓「大将、特あなご追加!」

後輩に、あなごもたかるおの。
そして到着。

anago2

しかし2皿目でついに、

お・拓「勝った・・・。」

拓也よ、お前もついにこの境地に達したな。これからも、目先のトロに惑わされることなく、己の信じる「スシ道」を極めるのじゃぞ。
ともあれ今回は、あっぱれな勝利じゃった・・・!


店員「二名様で4063円です」

二名様「ぎゃふん


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|2009.10.28|comments(79)ごはんTOP ↑